建物の外壁がALC(Autoclaved Lightweight Concrete)材料で作られている場合、雨漏り問題の解決は特に難解です。先日ALC建物の屋上防水修理を行いました。
修理の概要
当該建物は、雨漏りが止まらない問題を抱えていたオーナー様が管理会社さんを通じて問い合わせをいただきました。調査の結果雨漏りを解決するためには、屋上の排水口部分の部分的な防水修理が必要でした。
修理方法
- 排水口の改善: ここでは、ウレタン塗膜防水にて行いました。この部分は切れや穴が発生しやすいため、メッシュで補強することが重要です。
- アルミ笠木の修理: ここには変性シリコン系シーリングを適用しました。これは雨漏り防止に効果的です。
修理のポイント
- 排水口の周辺は、ゴミが溜まりやすく、水はけが悪くなりがちです。このため、ジョイント部分などは特にメッシュ補強を行い、防水を強化することが推奨されます。
- アルミ笠木は、雨漏りの原因として意外と見落とされがちです。この部分からの雨漏りを防ぐためには、ジョイント目地をしっかりとシーリングすることが重要です。また、外部からの雨水の侵入にも注意が必要です。
まとめ
この事例から、ALC材料を使用した建物の屋上防水修理において、特に排水口の周辺とアルミ笠木の処理が重要であることが分かります。適切な修理方法を選択し、定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。