COLUMN 建物トラブル解決コラム

2025.4.16

【サッシの雨漏り予防と対策】プロが教える点検とメンテナンス

雨漏り、防水、シーリング

サッシの雨漏りは、建物の老朽化や施工不良などが原因で発生しやすい問題です。
雨水の浸入を防ぎ、快適な住環境を維持するためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。

本記事では、サッシの雨漏りの予防と対策について、プロの視点から詳しく解説します。

サッシの雨漏りの主な原因

サッシの雨漏りはさまざまな要因によって発生します。
以下の原因を知ることで、未然に防ぐための適切な対応が可能になります。

1. シーリング材の劣化
窓枠の隙間を埋めるシーリング材は、長年の風雨や紫外線によって劣化し、ひび割れが生じることがあります。
これにより、隙間から雨水が浸入するリスクが高まります。

2. 建物の経年変化による歪み
建物は年月とともに微細な歪みが生じることがあります。
特に、地震や地盤の変化などの影響でサッシと壁の間に隙間ができると、雨漏りの原因となります。

3. 排水機能の不足
サッシの構造には、雨水を適切に排水するための仕組みが備わっています。
しかし、排水口が詰まったり、設計不良で水がうまく流れなかったりすると、室内へ雨水が浸入することがあります。

4. 外壁との接合部の問題
サッシと外壁の接合部分に隙間があると、強風を伴う雨の日に水が流れ込みやすくなります。
施工時のミスがある場合、特に新築でも雨漏りが発生する可能性があります。

サッシの雨漏りの予防策

雨漏りの発生を防ぐためには、定期的なチェックと適切な予防策が重要です。

1. シーリング材の定期交換
シーリング材は劣化すると雨漏りの原因となるため、定期的なメンテナンスが必要です。
ひび割れや剥がれが確認されたら、早めに補修することで雨水の浸入を防ぎます。

2. サッシ周辺の清掃
窓枠周辺の排水口が詰まると、水が正常に流れなくなり、雨漏りの原因となります。
定期的に掃除を行い、ゴミや汚れを取り除くことで、排水機能を維持できます。

3. 防水テープの活用
簡易的な予防策として、防水テープを活用する方法もあります。
シーリング材が劣化している場合、応急処置として防水テープを貼ることで雨水の浸入を防げます。

4. サッシの点検と調整
窓枠が歪んでいる場合は、調整を行うことで雨漏りを防げます。
特に、強風や地震などの影響でサッシにズレが生じた場合は、専門業者に相談して適切な対策を講じることが大切です。

サッシの雨漏りの点検方法

サッシの雨漏りを早期発見するためには、以下の点検方法が有効です。

1.目視による点検
サッシ周辺の壁や天井にシミやカビがないか、コーキングにひび割れや剥がれがないかなどを確認します。

2.触診による点検
サッシ周辺の壁や床が湿っていないか、サッシにガタつきがないかなどを確認します。

3.雨天時の点検
雨天時にサッシ周辺を観察し、雨水の浸入経路や浸水箇所を確認します。

これらの点検を定期的に行うことで、雨漏りの早期発見につながります。

サッシから雨漏りが発生した場合の対策

万が一、雨漏りが発生した際には、迅速な対応が求められます。

1. 雨漏りの原因を特定
まず、どこから水が漏れているのかを確認します。
窓枠の周辺をよく観察し、シーリング材の劣化や排水口の詰まりをチェックしましょう。

2. 応急処置を行う
軽度の雨漏りであれば、防水テープを貼るなどの簡易的な補修で対応できます。
しかし、水の量が多い場合はバケツを置くなどの応急処置を行い、すぐに専門業者へ相談しましょう。

3. 専門業者に修理を依頼
雨漏りの原因が構造的な問題である場合は、プロの防水業者に修理を依頼するのがベストです。
特に、シーリング材の交換や外壁補修が必要なケースでは、専門的な工事が求められます。

4. 今後の予防策を講じる
雨漏りが発生した場合は、一度修理しただけでは再発の可能性があります。
定期的な点検とメンテナンスを行い、二度と同じ問題が起こらないようにすることが重要です。

サッシの雨漏り予防と対策 まとめ

サッシからの雨漏りは、放置すると住環境の悪化や建物のダメージにつながります。
予防策として、シーリング材の定期交換やサッシ周辺の清掃、排水機能の維持が大切です。

万が一、雨漏りが発生した場合は、速やかに専門業者に相談し、適切な対策を講じましょう。

 

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