COLUMN 建物トラブル解決コラム

2025.2.7

雨漏りが1階だけで発生する原因と解決策を徹底解説!

雨漏り、防水、シーリング

「もしかして、雨漏り?」

そう思ったら、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。
特に、1階だけ雨漏りが発生している場合は、原因を特定することが重要です。

この記事では、1階だけに雨漏りが起こる原因と、具体的な解決策を徹底的に解説します。

雨漏りが1階だけで発生する原因

雨漏りが1階だけで発生する原因には、いくつかの主な要因があります。
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

1. ベランダやバルコニーの防水不良

ベランダやバルコニーは、1階の真上に位置することが多く、ここからの水漏れが1階の雨漏りの原因となることがあります。
ベランダやバルコニーの防水処理が不十分であったり、経年劣化していたりする場合、雨水が浸入してしまいます。

2. 窓枠やドア枠のシーリング劣化

窓枠やドア枠のシーリング(コーキング)材が劣化すると、隙間から雨水が浸入することがあります。
1階の窓枠やドア枠は風雨にさらされやすく、シーリング材が経年劣化することが多いです。

3. 外壁のひび割れ

外壁にひび割れが生じると、そこから雨水が浸入することがあります。
1階の外壁は、地面からの湿気や雨水の影響を受けやすく、ひび割れが発生しやすい部分です。
コンクリートやモルタルの外壁では、経年劣化によってひび割れが発生しやすくなります。

4. 屋根からの漏水

屋根材の劣化や屋根の接合部の不良が原因で、雨水が浸入し、構造材を伝って1階に達することがあります。
この場合、2階や屋根裏に明確な漏水の痕跡がなくても、1階に漏水が見られることがあるため注意が必要です。

5. 配管の漏れ

建物内部の配管に問題がある場合、配管からの漏れが1階の雨漏りと誤解されることがあります。
特に、古い建物では配管の劣化が進行していることがあり、配管からの漏れが発生しやすくなります。

雨漏りが1階だけで発生する場合の解決策

雨漏りが1階だけで発生する場合、原因に応じた適切な対策を講じることで問題を解決することができます。
以下に、具体的な解決策を紹介します。

1. ベランダやバルコニーの防水処理

ベランダやバルコニーの防水処理が不十分である場合、防水処理を強化することが重要です。
以下の手順で防水処理を行いましょう。

防水層の点検: ベランダやバルコニーの防水層を点検し、劣化や破損がないか確認します。劣化が見られる場合は、早急に補修を行います。

防水材の塗布: 防水材を塗布することで、防水効果を向上させます。防水材には、シリコン系やウレタン系のものがあり、適切なものを選びましょう。

目地の補修: ベランダやバルコニーの目地を補修し、隙間からの漏水を防ぎます。シーリング材を使用して目地をしっかりと埋めることが重要です。

2. 窓枠やドア枠のシーリング補修

窓枠やドア枠のシーリング材が劣化している場合、以下の手順で補修を行います。

シーリング材の除去: 劣化したシーリング材を丁寧に除去します。カッターやスクレーパーを使用して、古いシーリング材を取り除きます。

新しいシーリング材の充填: 新しいシーリング材を充填します。シーリング材は、窓枠やドア枠の材質に適したものを選びましょう。充填後は、ヘラで均しながらしっかりと押し込むことが重要です。

乾燥と点検: シーリング材が完全に乾燥したら、隙間がないか点検し、必要に応じて再度補修を行います。

3. 外壁のひび割れ補修

外壁にひび割れが生じている場合、以下の手順で補修を行います。

ひび割れの清掃: ひび割れ部分を清掃し、ほこりや汚れを取り除きます。これにより、補修材がしっかりと密着します。

プライマーの塗布: ひび割れ部分にプライマーを塗布し、補修材の密着性を高めます。

補修材の充填: 補修材をひび割れに充填し、平らになるようにヘラで均します。補修材には、エポキシ樹脂やシリコン系のものが一般的に使用されます。

仕上げ: 補修材が完全に乾燥したら、サンドペーパーで表面を滑らかにし、再塗装を行います。これにより、補修部分が目立たなくなります。

4. 屋根の点検と補修

屋根からの漏水が原因である場合、以下の手順で屋根の点検と補修を行います。

屋根材の点検: 屋根材の状態を点検し、劣化や破損がないか確認します。特に、瓦やスレートなどの屋根材は、風雨による影響を受けやすいため、注意が必要です。

屋根の接合部の点検: 屋根の接合部を点検し、シーリング材や防水テープが劣化していないか確認します。必要に応じて、補修を行います。

雨樋の点検と清掃: 雨樋に詰まりがないか点検し、詰まりがある場合は清掃します。雨樋が正常に機能していないと、屋根からの雨水が建物内部に浸入する原因となります。

5. 配管の点検と修理

配管からの漏れが原因である場合、以下の手順で配管の点検と修理を行います。

配管の点検: 配管の状態を点検し、劣化や漏れがないか確認します。特に、古い建物では配管の劣化が進行していることがあるため、注意が必要です。

漏水箇所の特定: 配管の漏水箇所を特定し、修理を行います。配管の接合部や継手部分が劣化している場合、部品を交換する必要があります。

配管の補修: 配管の漏れを補修するために、専用の補修材やテープを使用します。必要に応じて、専門業者に依頼して修理を行います。

雨漏りが1階だけで発生する原因と解決策 まとめ

1階だけに雨漏りが起こる原因は、屋根の劣化、外壁の劣化、基礎のひび割れ、雨樋の詰まりなどが考えられます。
解決策としては、専門業者に依頼することが最も確実ですが、自分でできる応急処置もあります。

雨漏りを放置すると、建物内部の腐食が進み、建物の寿命を縮めるだけでなく、シロアリの発生やカビの繁殖など、二次的な被害を引き起こす可能性もありますので、雨漏りは早めに解決することが大切です。

 

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