2022.10.7
雨漏り修理に適用される助成金ってある?
近年、局所的・短時間に大雨をもたらすゲリラ豪雨による雨漏り被害にお悩みの方が急増しております。
雨漏りの修理を検討されている方の中には、雨漏り修理に利用できる補助金制度はないのかとお調べになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、雨漏り修理の助成金についてまとめてみました。
雨漏り修理に適用される助成金とは?
長期優良住宅化リフォームに利用できる助成金
長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、国土交通省による既存住宅の長寿命化や省エネ化等に資する性能向上リフォーム、子育て世帯向け改修に対する支援を行う事業です。
住宅リフォームを行う既存の住宅で、住宅の性能向上リフォーム工事費などが補助対象となり、補助限度額は1戸あたり100~250万円となっています。
外壁や屋根の塗替え工事のみの場合は補助対象外となりますが、耐震改修工事や断熱改修工事等の性能向上工事と併せて実施する場合は補助の対象となる可能性があるほか、劣化対策として雨漏り補修工事も対象となる可能性があります。
耐震リフォームに利用できる助成金
雨漏りで屋根の葺き替えが必要となった場合に、スレートや金属など軽量な屋根材に交換して耐震性能を高めることができれば耐震改修工事補助金が適用される可能性があります。
国や自治体は耐震リフォームに対する補助金の支給や減税措置を積極的に進めていますので、お住まいの自治体でも耐震リフォームの補助金制度を採用している可能性があります。
各自治体によって適用条件や限度額が異なりますので、詳しくは各自治体までお問合せください。
減税措置について
耐震リフォーム事をした場合、所得税から1年間(1回)に限り、工事費の10%(上限25万円)が控除されるほか、固定資産税が1年に限り2分の1に軽減されるという、所得税控除と固定資産税の減額という2つの減税措置があります。
※特例措置を受けるには1981年5月31日以前に建築された木造の個人住宅で自ら居住しているものであることや、耐震リフォーム後の住宅が新耐震基準に適合しているなど条件を満たす必要があります。
リフォームに利用できる助成金
埼玉県富士見市の場合、市内在住の方を対象に市内の施工業者により個人住宅のリフォームを行う場合に、対象工事費(直接工事費)の総額5%以内の額(上限10万円)を補助してくれる「住宅リフォーム補助金制度」があります。
非常にありがたい補助金制度なのですが、工事内容を問わずリフォーム全般に対して補助金を給付してくれるという自治体は全国的にも極めてまれなケースと言えます。
アスベスト除去工事に利用できる助成金
アスベストを含む屋根や外壁を撤去する場合、アスベストの調査、アスベストの除去に対して補助金が適用される可能性があります。
アスベスト含有建材は労働安全衛生法施行令により、2006年に製造が全面的に禁止されていますが、それ以前の建物の多くにはアスベストが使用されていたため、現在ご利用になっている屋根にアスベストが含まれている可能性があります。
そのまま継続して使用していても問題はありませんが、解体・葺き替えとなった場合には通常の葺き替え費用に加え、アスベスト処分用の費用が発生します。
雨漏り修理 で助成金がおりるか調べたい
お住まいの地域で雨漏り修理に利用可能な補助金について調べたい場合、おすすめしたいのが「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」(https://www.j-reform.com/reform-support/)です。
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトでは、地方公共団体が実施する住宅リフォーム支援制度を簡単に検索することができます。
耐震化、バリアフリー化、省エネルギー化、環境対策、防災対策、同居対応、その他、と助成金の対象を目的別に選択することができるほか、都道府県単位でも検索することができるため、お住まいの自治体ではどのような助成金制度があるのかが一目瞭然です。