2021.6.13
屋根の部分修理にまつわるトラブルとは?飛び込み営業は危険がいっぱい?
「〇〇さんのお宅で外壁工事をしている□□という者ですが、お宅の屋根が大分傷んでいるようなのでお声がけさせていただきました。」と、挨拶ついでに屋根や外壁の状態を知らされ、話の流れで見積もりを取ってもらったことがあるという方もいるかと思います。
が、外壁および屋根修理で業者選びを間違ってしまうと、高額な費用を請求されるだけでなく、手抜き工事をされる恐れがあるので注意が必要です。
今回は屋根修理をご相談いただいたAさんという方のお話をさせていただきます。
屋根の部分修理が難しいケース
ある時Aさんのお宅に、近所でリフォーム工事をしているという業者から「屋根の上に黒っぽい影のようなものが見える、もしかしたら瓦が割れてしまっているかもしれない」ということを教えてもらいました。
2019年過去最強クラスの台風19号の直撃を受けたAさん宅では、屋根の被害も大きかったようで、見積もりは無料だということ、部分補修も可能だという説明を受けたためひとまず見積もりを取ってもらうことにしました。
同時にご実家の屋根の釘浮きも気になっていたとのことで、まずはそちらの修繕の見積もりを依頼されたそうです。
その際に見積書の額は妥当なのか?というご質問を頂き、見積書を確認させていただいたのですが、あまりにも高額な見積書となっていたため、内訳等を説明させていただいたところ大変驚かれていました。
(相場の5~6倍の見積もり価格でした)
その後、ご実家の屋根もAさん宅の屋根も弊社が紹介させていただいた屋根屋さんにご依頼いただき、ご実家の屋根につきましては釘浮きの補修やコーキングの打ち直しなどで修繕が完了しました。
Aさん宅に関しましては現在製造されていない厚型スレート(セメント瓦)だったため、部分補修が難しくまた、屋根全体に損傷が目立っていたため全体を葺き替える工事となりました。
先日、両家とも工事が無事に済んだというご報告をいただいたのですがその際に、「もしあのまま最初の業者に依頼していたら、簡易的な部分補修のみで高額な費用を請求されていたでしょうし、他の箇所から雨漏り等の被害が出てくるのも時間の問題だったと思います。よく業者選びは信頼できる業者にと言われますが、愛想よく振舞われれば悪い人ではないのかなと思ってしまいますし、業界の相場などもわかりませんので、大半の人が信用できる業者探しが一番ネックとなっていますよね。この度はご相談にのっていただいて本当に良かったです。」と仰っていただきました。
悪質な業者が横行すればするほど業界のイメージが悪くなり、お客様の負担や不安が増えてしまうのは由々しき事態だと感じております。
屋根の部分修理が可能なケース
今回のAさん宅の場合は、屋根材の問題や屋根自体の損傷具合から部分補修は難しいという判断になりましたが、割れた瓦だけを交換したり、壊れた部分だけ修理することで屋根の部分修理をすることは可能です。
ただし、部分修理は一時的な補修となりますので、これから先もしばらくお住まいになるという場合は、カバー工法や屋根の葺き替えを行い、しっかりと屋根を補修されることをおすすめします。
屋根全体に傷みが出ている場合、1ヶ所修繕しても他の箇所もまたすぐに修繕が必要になり、修繕のイタチゴッコになってしまうだけでなく、修繕をしたことによって他の箇所に負担がかかり結果として二次被害をもたらす可能性もあります。
屋根の部分修理でお悩みの方へ
弊社では適正な価格で良質な工事を行ってほしいという想いから、他社さんの見積もりのチェックも無料で行っております。
工事会社さんがすでに決まっている場合でも問題ありませんので、見積もり内容が適正なのかご不安な方は一度ご相談ください。
また、今雨漏りしていて困っている方、雨漏りの応急処置を無料にて行っております。
雨漏りをそのままにしてしまうと、建物にダメージを与えてしまいますので、早めの対処が大切です。
その他、ひび割れが気になる…、階段のサビが気になる…など、どんな些細な心配事でも遠慮なくご相談ください。