COLUMN 建物トラブル解決コラム

2020.7.3

建物を長持ちさせる秘訣!理想の防水工事ガイド:種類、工法、最適な時期

雨漏り、防水、シーリング

防水工事の必要性とその重要性

防水工事は建物を雨、雪、紫外線などの自然要因から守るために不可欠です。屋根や屋上など水の浸透が懸念される部分に防水層を施し、漏水による内部損傷や柱や梁の腐朽、鉄骨の錆を防ぎます。このようなダメージは建物の耐久性を著しく低下させるため、定期的なメンテナンスが重要です。特に自然災害後は、ひび割れなどのダメージが発生しやすいため、早急なチェックと対応が必要です。

防水工事の工法と種類

  1. 密着工法: 防水層と下地を完全に密着させる工法。迅速な施工とコストパフォーマンスの良さが特徴ですが、下地の水分による影響を受けやすい点に注意が必要です。

  2. 絶縁工法: 防水層と下地を密着させない工法で、長期間の耐久性を提供します。しかし、人の出入りが多い場所には不向きです。

  3. FRP防水: 軽量で耐久性が高いが、地震や紫外線によるひび割れのリスクがあります。

  4. ウレタン防水: 多くの箇所に適用可能でコスト効率が良い最も一般的な工法です。

  5. ゴムシート防水: 軽量でコスト効率が良いが、複雑な形状には不向きです。

  6. 塩ビシート防水: 耐久性が高く、複雑な形状にも適用可能ですが、長期の使用により硬化するリスクがあります。

  7. アスファルト防水: 耐久性が非常に高いが、重量のため木造建物には不適です。

最適な防水工事の時期

防水工事は季節を問わず行うことができますが、梅雨や台風の季節は避けた方が良いでしょう。これらの時期には工期の遅延やコンクリートの過剰な水分吸収が懸念されます。早めの相談と秋の台風に備える計画が理想的です。防水シートは伸縮性を考慮して施工されるため、季節の変化による影響は少ないですが、建物の状況やオーナーの都合に合わせて時期を選ぶことが大切です。


参考記事

冬に備える建物のメンテナンス 雨漏りから壁のひび割れまで

最後のまとめと次のステップ

防水工事は建物を保護し、その寿命を延ばすために重要です。適切な工法と種類の選択により、建物に最適な保護を提供できます。さらに、施工のタイミングを見極めることも大切です。以下のステップで、効果的に防水工事を進めることができます。

  • 状況の評価: まず、建物の現在の状態を専門家に評価してもらい、必要な工事の範囲を特定します。
  • 適切な工法の選定: 建物の特性と要望に応じて、最も適した防水工法を選びます。
  • 季節の選択: 梅雨や台風シーズンを避け、工期の延長や追加コストを避けるために最適な時期を選びます。
  • 専門業者との相談: 信頼できる防水工事業者と相談し、見積もりや施工計画を確認します。
  • 計画の実施: 専門家の助言に基づき、計画を進めていきます。
  • 定期的なメンテナンス: 工事完了後も、定期的なメンテナンスと点検を行い、建物の防水性能を長期間維持します。

建物の保全において防水工事は欠かせない要素です。
適切な時期に適切な方法で施工を行うことで、建物の寿命を延ばし、将来的なリスクを最小限に抑えることができます。早めに専門家に相談し、計画的に進めましょう。

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