2022.2.10
ヤブ原産業の工事費用が他社より高い理由とは?
リフォーム工事において一番気になるのはやはり工事費用ですよね。
同じ工事なら当然少しでも安いに越したことはありません。
ヤブ原産業が見積もりの依頼を頂いた時、他社さんとの比較になることが多いですが、総じて他社よりも費用が高いとお話されます。
今回はヤブ原産業の工事費用が他社より高い理由について解説します。
外壁塗装の工事費用の構成
工事費用の構成は大きく分けて下記の三つに分類されます。
労務費
労務費とはいわゆる人件費のことを指します。
工事を行う作業員の工賃、人件費、お給料などです。
工事金額の中で一番大きい割合を占める部分です。
金額の60%から70%となります。
労務費は一般的に歩掛り(ぶがかり)の数値を基準に算定されます。
※歩掛りとは…
ある作業を行う場合の単位数量または、ある一定の工事に要する作業手間ならびに作業日数を数値化したもののことです。
発注者が各々で歩掛を定めることは非効率であることから、国土交通省、農林水産省などがそれぞれ所管工事の特性に合わせた歩掛を調査分析し、その結果をもとに標準歩掛を設定しています。(wiki参照)
1㎡の穴を人力で掘る場合、作業員が2人で8時間かかるとします。
2×8=延べ16時間、1日の労働時間を8時間として、 16÷8=2
上記の計算から、作業員2人工(にんく)となります。
つまり、この作業を1日で終わらせるには2人必要ということになります。
2人で1日かけて終わらせる場合も、1人で2日かけて終わらせる場合もどちらも2人工です。
多重下請構造になると下請けが多くなればなるほど手抜き工事の原因となります。
材料費
使う塗料、刷毛、ローラー、養生などの資材の費用。
金額の10%から20%。
高機能な塗料であれば割合は高くなりますが逆に安い塗料を使うことで工事全体の費用を圧縮することも可能です。
依頼側からは見えにくいグレーな部分です。
コーキング一式、外壁塗装一式などざっくりとした見積書を提示してくる業者も少なくありません。
使用する塗料名や施工面積などが不明瞭のため価格をごまかしやすく、手抜き工事が起こりやすいポイントといえます。
また、一式と記載されていることで、依頼側としては当然含まれているものと考えていた塗装箇所(付帯部など)が含まれていなかった、といったトラブルも起こりやすくなります。
経費
ゴミ処理代、管理費用、会社の利益など。
10%から20%。
悪徳業者はそれ以上の驚くほどの経費を取る場合もあります。
会社によっては最低ノルマが掲げられており、ここを死守するために労務費や材料費を削ることもあります。
見積書には諸経費などと書かれることが多いため、依頼側からはブラックボックスになっています。
経費があまりに高額の場合は根拠を示してもらうというのも1つの方法です。
足場代
足場代は費用全体の約20%程度をしめています。
折込チラシや飛び込み営業などで今なら足場代が無料といわれてしまうと、とても魅力的に感じてしまうかもしれません。
しかし、足場代を無料にすることをウリにしている業者が本当に無料にしているのであれば、利益を相当圧迫することになりますので、赤字ギリギリもしくは赤字になっていると考えるのが妥当です。
つまり真っ当な業者ではあり得ないということです。
足場代を無料にすることをウリにしている業者というのは、塗料の単価を平均相場の数倍高い金額に設定していたり、詳細不明な諸経費が数十万として計上されているなど、そもそもの工事費用がかなり高額な設定となっている可能性が高いです。
これらの合計金額が工事見積金額となると考えてください。
この金額が会社によってそれぞれ高い安いことで見積金額が変わる要因となります。
ヤブ原産業の工事費用が他社より高い理由とは?
では、ヤブ原産業が他社より費用が高めな理由はなんでしょうか?
それは労務費(工事を行う作業員の工賃)が高いためです。
ヤブ原産業では、現場で工事を行う作業員は自社の社員ではなく外部の協力会社へ依頼しています。
そのため、社員として作業員を抱えている会社さんと比較すれば労務費は必然的に高くならざるを得ません。
また弊社は、協力会社へ必要以上に安い金額で買い叩いたりしていません。
もちろん何社も下請けが入るような流れにもなっていません。
その分、工事の質が落ちないような体制づくりに努めています。
また経費の方も高めに設定してあります。
理由は工事の管理やお客様との打ち合わせなど、工事の重要部分について必ず自社の社員スタッフが行うためです。
工事を作業員丸投げにせず自社の社員スタッフにより重要ポイントの品質チェックを行っています。
当然工事の現場へ足を運ぶ回数も多くなりますので経費もかかります。
お客様の期待に応えるため、良い品質の工事を治めるため、自社の社員による現場管理をモットーとしておりますので、そこにかかる経費は削れないものと考えております。
費用はできるだけ安い方が良いことは理解しておりますが、やはり工事は、例えば雨漏りを止める、機能を回復させる、長持ちさせる、ということが重要だと考えます。
工事も商品の一つとして考えた場合、会社によって提供方法が変わるのは当然だと思います。
非常に言いづらい点ではありますが、もし予算ありき品質もそこそこで、できるだけ安く工事をしたいとご希望するお客様であれば、弊社ではなく街の塗装屋さんや小さな工事会社さんに依頼することをお勧めします。
ご自身の希望に沿った会社さんを選ぶのが、後悔しない工事のポイントです。
また、弊社ではご相談いただければ、他社さんの見積りも専門家の目線からチェックしております。
工事会社さんが決まっている場合でも大丈夫です。
なぜなら私たちは適正な価格で良質な工事を行って欲しいと思っているからです。
項目の抜け落ちや矛盾する点、気になる点は契約する前に確認しましょう!