2022.2.11
【外壁塗装工事】会社によって値段がバラバラ…工事費用の内訳の目安をご紹介!
「外壁塗装工事を考えていて何社か見積りを取ってみたけど、会社によって値段がバラバラ…。」
これって実はよくあることなんです。あまりにも会社ごとに値段が違いすぎると、比較しようにも混乱してしまいますよね。
工事費用の内訳の目安が分かれば、どの項目が高いのか安いのかなど比較しやすくなります。
今回は、外壁塗装工事の費用の内訳についてご紹介いたします。また、会社ごとに値段がバラバラになってしまう理由や工事業者選びのポイントについてもご紹介いたします。
☑ 外壁塗装工事費用の内訳の目安
☑ 会社ごとに値段がバラバラになってしまう理由
☑ 工事業者選びのポイント
外壁塗装工事費用の内訳の目安
一般的な外壁塗装工事を行う場合、大きく分けて4つの工事項目で構成されます。
1.足場工事
2.塗装工事
3.シーリング工事
4.諸経費
それぞれ解説いたします。
1.足場工事
工事費用の中で大きな割合を占めているのが足場工事です。一般的に工事費用全体の20%前後が目安です。
この足場工事は、工事業者の見積もりで大きく差が出る項目です。
足場業者の値段の叩き合いということもありますが、最も大きな理由は工事業者の見積もりの見せ方です。足場費用をあえて安くして、他の工事などで費用をかさ増しし、足場費用を安く見せるというテクニックもあるのです。
2.塗装工事
塗装工事は2種類あります。
・鉄部塗装
・外壁塗装
これらの大きい違いは、素材が違うことによって下塗りが変わることです。鉄部塗装であれば錆止め剤を使用し、外壁塗装は「シーラー」と言われる接着剤を使用します。
鉄部塗装は錆落としをするため手間暇がかかりますが面積が少ないため工事費用にかかる割合は小さめです。目安は工事費用全体の5%~10%でしょう。
外壁塗装は面積が大きいため、目安としては工事費用全体の40%前後となります。
実は外壁塗装も工事会社によって費用が大きく変わる部分なのです。
外壁塗装は、窓やその他塗ってはいけない部分のビニール養生を行ったり高圧洗浄を行いますが、作業としてはやりやすい部分です。作業がやりやすく面積の多い部分なので業者にとっての儲けどころなのです。
また高機能をうたい高価な塗料を使うことでさらに工事費用をアップさせることができます。高機能塗料は費用が大きく変わる部分なので本当に必要かどうかよく検討した方が良いでしょう。
3.シーリング工事
サッシ廻りや外壁目地にシーリングがある場合打ち替えが必要になります。(シーリングがない建物もありその際は不要となります。)
中には長寿命をうたうシーリングもありますが、シーリングの寿命は5年。長くても10年です。そのため、シーリングがある場合は打ち替え工事は必ず一緒に行うようにしましょう。
工事業者の中には、費用を安く見せる為にあえてシーリングを抜き、工事を契約した後に必要なことをアピールして追加工事とする場合もあるので、注意が必要です。
塗装工事の項目で高価な外壁塗料について触れましたが、シーリングがある建物の場合、いくら塗装が高寿命でもシーリングが先に劣化してしまえば工事が早々に必要になってしまいます。
高寿命で高性能な塗料を使う場合は、シーリングの有無も確認した上で本当に必要か検討した方が良いでしょう。
4.諸経費
諸経費の中には、このようなものが含まれます。
・産廃費用
・安全対策費
・工事用賠償保険
・現場管理経費
・一般会社経費
(会社によっても変わります)
工事費用全体の10%〜20%をが一般的ですが、諸経費の計算の仕方は各社様々です。一概に高い安いと判断するのは難しい部分です。
工事費用が会社によって大きく違うのはなぜ⁉
なぜ工事費用が会社によって大きく違うのか?
それは工事業者によって見方、仕様がバラバラだからです!
塗料一つとっても、ウレタンやシリコンフッ素など多種多様です。また各工事業者によって、どうしても費用がかかってしまう部分や、費用を安く抑えられる部分があったりなど様々です。
それに加え、先ほどご紹介したような
・ある費用を安くして、他の工事費用をかさ増しして、安さをアピールする
・本当に必要か分からない高機能な塗料を勧める
・シーリングの費用をあえて抜いて安く見せ、契約後に追加工事を進める
これらのテクニックを使ってくる工事業者も残念ながらあります。
さらに悪質なのは、工事費用をとにかく安くして、安かろう悪かろうの工事をしてしまう業者です。
これらの業者に引っかからないためにも、先ほどご紹介した工事費用の内訳の目安を参考に、どの項目が高いのか安いのかを細かく比較することはとても大事です。
工事業者選びのポイント
外壁塗装工事の業者を選ぶ際に、次のポイントに注意してみると良いでしょう。
・地元の塗装専門店。
・工事実績、お客様の声がたくさんある。
・担当営業が工事管理までしてくれる。
・下請けの下請け体制は避ける。
・できれば職人が社員ならなお良い。
工事業者選びについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
https://www.gaihekireform.com/blog/202202041506_2620.html
2~3社から見積りをして比較を!
工事業者選びのポイントをご紹介しましたが、上記のポイントを参考に2~3社から見積りを依頼して比較するのが良いかと思います。
何社か見積りを依頼して、工事費用のどの項目が高いのか安いのかを細かく比較していくのは、少し大変かもしれません。しかし安さだけで飛びついてしまうと、安いなりの工事をされてしまったり後から追加工事を勧められたりすることになりかねません。
今回ご紹介した、工事費用の内訳の目安や工事業者選びのポイントなどを参考に、是非自分に合った工事業者を探してみて下さい。