2021.11.10
外壁塗装工事の臭いはどれくらい続く?【臭いの対策方法】
外壁塗装を検討されている方の中には、塗り替えの時に漂う臭いが気になるという方もいらっしゃるかと思います。
臭いの元は、イソプロピルアルコール、1-ブタノール、メタノール、キシレンなどといったシンナー(有機溶剤)が主な原因です。
極力臭いを抑えたいという場合は、シンナーなどの溶剤が含まれていない水性塗料がおすすめなのですが、実は水性塗料も完全に無臭というわけではありません。
水性塗料には塗料を安定させる揮発性有機化合物(VOC)という物質が含まれているため、油性塗料と比較すると圧倒的に臭気は少ないのですが、それでも水性塗料独特の臭いがありますので全くの無臭にはなりません。
外壁塗装工事で臭いが発生するタイミングはいつ?
外壁塗装を行うにあたり、臭いが気になる期間はおよそ3~4日程度です。
外壁塗装の工程と合わせて臭気発生のタイミングを紹介します。
1日目 ご近所へのご挨拶・塗装準備
2日目 足場の設置
3日目 塗装前の洗浄
1日目~3日目の段階では臭気は発生しません。
4日目 下地処理
シーリング剤で補修を行った際に臭気が発生する場合があります。
シーリング材は硬化していく段階で副生成物が発生するため、それが臭いとなって現れてしまいます。
サイディングボードに採用されている変成シリコンは強い臭気はありませんが、外壁の補修時に採用されることの多いシリコンは、シンナーに近い臭気を発生させます。
ただ、壁の全面に施すわけではありませんので、お家の中にいる分にはさほど気にならないかと思います。
5日目 塗装前の養生
コーキングは硬化してしまえば臭気はありません。
6日目 下塗り
下塗りではシーラーやプライマーといった下塗り材を使うのですが、臭いがでる化学物質は含まれていないため、この段階ではあまり臭いは気にならないかと思います。
7日目 中塗り
8日目 上塗り
臭気が最も強くなるタイミングがこの中塗りと上塗りのタイミングです。
塗り替えが終わった後もしばらく臭いが残るのではとご不安の方もいらっしゃるかもしれませんが、1日で臭いはほぼ気にならないレベルにまで落ち着きますので、一般的な戸建て住宅であれば、中塗り、上塗り、乾燥期間の3日程度で臭いは収まるものと考えて頂いて問題ありません。
9日目 点検と手直し
10日目 足場の解体・撤去
この頃には臭いは全く気にならないレベルにまで落ち着いています。
外壁塗装工事の臭い対策
塗装中は臭いが気になるので窓を閉め切っているという方も多いかと思いますが、隙間から入ってきた臭いが部屋中に充満し、結果的に臭いを閉じ込めてしまっている可能性がありますので、適度な換気をおすすめします。
塗装を行っている場所から離れている部屋の窓を開け、外に向かって扇風機やサーキュレーターを回すことで効率よく換気することができますよ。
(換気扇は外の臭いを室内に取り込んでしまう可能性もありますので、状況に応じてお使いください。)
また、臭いに敏感な方や、赤ちゃんやペットと一緒にお住まいの方の中には、臭いの影響がでないかご不安な方もいらっしゃるかと思います。
前述したように水性塗料であれば臭いを大幅に抑えることができますので、塗装業者さんにご相談いただくことをおすすめします。
どうしても臭いが気になってしまうという方は、作業時間中は外出をしたり、旅行などに行かれるなどして、臭いの元から離れるというのも1つの方法です。
外壁塗装工事の臭いはどれくらい続く?まとめ
外壁塗装の際の臭いに不安がある方、まずは弊社までお気軽にご相談ください。
お客様のご希望に応じたベストな提案をさせていただきます。
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