2022.4.14
地震発生後の外壁・屋根のチェックポイントとは?
今年になって全国各地で震度4の地震が相次いでおり、専門家は地震への備えを呼び掛けています。
震度4程度の地震では建物が半壊、全壊する可能性は低いと言えますが、外壁にひびが入ってしまったり、屋根が崩れてしまった、塀が倒壊してしまったというケースは珍しいことではありません。
そこで今回は地震発生後の外壁・屋根のチェックポイントについて紹介したいと思います。
地震発生後の外壁・屋根のチェックポイント
1 外壁・基礎のひび割れ
地震による被害で気が付きやすいのは、外壁・基礎のひび割れです。
ヘアークラックと呼ばれる外壁表面上に発生する細いひび割れ(幅0.3㎜以下、深さ4mm以下の細いひび)であれば緊急性はさほど高くありませんが、幅が広く深さ5mm以上のひび割れが発生している場合は、外壁の表面だけでなく外壁材にもダメージを及ぼしている可能性があります。
ひび割れから雨水が侵入してしまうと雨漏りの原因となり、建物を腐らせるなど著しいダメージを与えてしまう恐れがありますので、なるべく早期の段階で専門の業者に相談されることをおすすめします。
2 雨漏り
地震の発生後から雨漏りが始まったという場合は、地震の影響で屋根の瓦がずれてしまったか、破損してしまっている可能性があります。(場合によっては外壁のひび割れが雨漏りの原因となっている可能性もあります。)
雨漏りというと雨漏りの発生箇所の真上が雨水の侵入口だと思われがちなのですが、実際には屋根板や柱を伝って天井板へ染み出してくることがほとんどなので、雨漏りしている箇所と天井のシミの位置が大きくずれていることがよくあります。
雨漏り修理の一番の難所は原因となる個所を特定することです。
発生源ではない箇所を修理しても雨漏りが止まることはありませんし、誤った修理のせいで雨漏りが悪化してしまうこともありますので、雨漏りが発生しているという場合には、雨漏り修理に強い業者さんに依頼されることをおすすめします。
3 タイルが剥がれている
外壁のタイルが剥がれているという場合は早急に専門の業者にご相談ください。
再度地震があった際にさらにタイルが剥落してしまう恐れがありますし、台風や強風などでも剥落してしまう可能性があります。
高所からタイルが剥落した場合、深刻な被害になってしまうこともありますので早急な対応が必要です。
4 ドア・窓が開閉しづらくなった
地震の後にドアや窓が開閉しづらくなるということがあります。
地震の影響で、建物が傾いてしまったり歪んでしまったことが考えられます。
建物自体が歪んでしまっている場合、倒壊の危険性も高くなりますので耐震診断を行い、耐震補強工事をご検討されることをおすすめします。
耐震診断では建物の構造や劣化の状態などから、地震にどれくらい耐えられるのか、被害がどれくらい出るのかを総合的に判定してもらえます。
耐震診断・耐震改修には助成制度が使える場合もあります。
自治体によって条件や補助金額が異なりますので、詳しくは各自治体にまでお問い合わせください。
地震発生後の外壁・屋根のチェックポイント まとめ
地震の被害を最小限に抑えるには、日頃からのチェックやメンテナンスが欠かせません。
ひび割れが気になるなど、ちょっとしたご不安事でも遠慮なくご相談ください。
また、弊社では雨漏りの応急処置を無料にて対応させて頂いております。
しっかり調査・補修をご希望の場合には、専門の技術者(ビルディングドクター、防水技能士など)が建物の隅々まで調べて原因を調査、修理の対応をいたします。
ひび割れ・雨漏りにお困りの方、お気軽に弊社までお問い合わせください。