COLUMN 建物トラブル解決コラム

2018.7.5

事務所ビルで漏水、雨漏り対処のシーリング工事

不動産、テナントビル

こんにちは横山です。

子供と大人の境目はどこにあるのかと思うことがあります。

先日、仙台の私立大学の建物調査に行ってきました。

外壁のひび割れ調査をしていると
授業の終わった学生がゾロゾロと出てきました。

すると大勢で建物の一角に集まったので
何かの観察や授業の一環で集まっているのかと思ったら
一斉にタバコをプカプカ。
喫煙場所でした・・。

親世代の私にとって大学生は子供。
しかしタバコをふかしている姿を見ると大人。

何とも微妙な感覚に囚われました。

 

 

事務所ビルで漏水、雨漏り対処のシーリング工事

 

以前から雨漏りのしている事務所ビルでシーリング工事を行っています。

正面のカーテンウォールからもかなりの漏水をしていました。

そのため

・カーテンウォールと外壁の接続部
・カーテンウォールのガラス目地

これらのシーリング打ち替えを行っています。

特に雨漏りの可能性が高いのがガラスシーリングです。

 

ガラスシーリングでは次の点に留意して工事を行っています。

 

 

・2液タイプシリコンシーリングを使う

 

シーリングの種類にはウレタン系や変性シリコン系。
それも1液、2液と数多くあります。

ガラスシーリングに使用するのは
2液タイプのシリコンシーリングです。
理由を簡単に言うと他と比べて耐久性が非常に高いシーリング材だからです。

ガラスシーリングは雨漏りにつながりやすい部位なので
できるだけ耐久性の高い2液タイプのシリコンシーリングを使うようにします。

しかしシリコンシーリングで注意したいのは
塗料が乗らないので塗装面との境目に使う場合は材料を変えるなどの配慮が必要です。

 

 

・硬化の調節に硬化遅延剤

 

夏の炎天下。
気温が高くなると当然シーリング材の硬化も早まります。

硬化が早まってしまうとシーリング表面をヘラで平らにする際
ツルツルのキレイな表面に仕上がりません。

そのため硬化の速度を遅くするのに硬化遅延剤を使います。

シーリングを混ぜ合わせる際に投入する物ですが
これは別途購入する必要があります。

暑さのせいでシーリング材の硬化が早まり
材料を無駄にしたり、表面がキレイに仕上がらなかったりという事が
起きやすくなります。

硬化の調整をするようにしましょう。

 

 

・気泡巻き込みによる出来映え

 

シーリングは漏水を防ぐのが大きな目的ではありますが
やはり出来映えにもこだわりたいものです。

シーリングの出来映えで注意したいのは
気泡の巻き込みによる表面のピンホールやあばた状態です。

キレイに仕上がっているようでも
近くでよく見てみると表面がボコボコというシーリングも少なくありません。

気泡巻き込みの原因はシーリング材質よりは職人さんの技術によります。

いかにキレイに仕上げるか日夜研究している。
そんなシーリング業者さんに工事を依頼したいですね。

 

まとめ

 

ガラスシーリングはなかなか目にすることは少ないと思いますが
漏水や雨漏りを防ぐ重要な工事です。

適切なシーリング材の選定、腕の良い業者さんに依頼するようにして下さい!

シーリングについての各種相談、質問などございましたら
気兼ねなく下記までお問い合わせ下さい。

 

 

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