2020.6.14
紹介します!効果的な外壁汚れの落とし方とは?
外壁の汚れが気になってなんとかしたいという人は多いのはないでしょうか?
外壁は経年とともに必ず劣化しますが、立地や環境によっては汚れやすく目立ってしまう場合があります。
あまり汚れ過ぎると、美観は損なわれ、また古ぼけた印象を与えてしまうでしょう。
外壁塗装は、足場の設置が伴う工事だけにどうしても高額になってしまうこともあり、きれいな状態をできるだけ長く維持しておきたいものです。
今回は、外壁を汚れにくくするための対策について、いくつかの方法をご紹介します。
外壁汚れの種類とは
外壁の汚れにはいくつかの種類があります。
おもな汚れの種類は以下の通りです。
- ・ほこりや排気ガス
- ・雨だれ
- ・カビ、コケ、藻
- ・サビ
ほこりや排気ガス
外壁に付着する汚れの多くは、ほこりや排気ガスです。
とくに道路に面していているような立地にあると、付着しやすくなります。
また、排気ガスには油分も含まれているため、外壁面の凹凸などに堆積して落ちにくくなってしまうことも珍しくありません。
雨だれ
サッシやフードなど外壁面から外部へ飛び出している形状のものが付いている場合、上にたまっている汚れが雨に流されて筋状の黒ずみができます。
雨がふるたびに何度も繰り返されるため、こびりつくように付着します。
カビ、コケ、藻
水分がこもりやすい環境であったり、あるいは外壁が水分を含んでいたりすると、胞子などが飛んできて発生することがあります。
放置すると根を張って繁殖する場合もあり、常に水分を含んだ状態が続くことから、外壁は徐々にもろくなり劣化を促進します。
サビ
金属製のものは、経年劣化やキズを負うことでサビを発生させます。
また近くに錆びた金属製のものがあると、もらいサビが発生することもあります。
外壁汚れの落とし方とは?
外壁の汚れは、美観を損ねるだけでなく劣化の原因にもなります。
汚れの種類にもよりますが、塗料の成分と化学反応を起こすものや、熱をもつものもなどさまざまです。
劣化を抑制する意味でも、汚れ対策は重要になるでしょう。
外壁の効果的な汚れ対策について、いくつかの方法をご紹介いたします。
おもな汚れ対策は以下の通りです。
- ・洗浄する
- ・低汚染塗料を使う
- ・光触媒塗料を使う
洗浄する
まずは定期的に外壁を洗浄する方法です。
汚れがこびりついて落ちにくくなる前に、洗い落とします。
例えば、年に1~2回程度でもホースで水をかけて汚れを流すだけでも効果的です。
ただし高圧洗浄を使うと、塗膜を剥がしてしまうこともあるためプロに依頼するとき以外は避けたほうがよいかもしれません。
汚れが落ちにくいときは、スポンジを使い中性洗剤で軽くこすると落とせる場合があります。
高所での作業が必要な場合は、危険がともなうためプロの業者に依頼することをおすすめいたします。
低汚染塗料を使う
外壁を低汚染塗料で塗装すると、汚れが付着しにくい効果が期待できます。
低汚染塗料とは、おもに水分になじみやすい親水性をもつ塗料のことをいいます。
親水性を高めることで、外壁面に汚れが付着しても雨水になじんで一緒に流せるというメカニズムです。
汚れにくいということは塗料の劣化を抑え、外壁塗装の機能を長持ちさせることにもつながります。
ただし、雨が当たらない場所では効果が薄まる点については注意しておく必要があるでしょう。
光触媒塗料を使う
光触媒塗料も、外壁に塗装すると汚れが付着しにくい効果が期待できます。
光触媒塗料とは、太陽の光で汚れを分解し外壁表面に蓄積しにくくなる塗料のことです。
また親水性があることも特徴のひとつで、汚れを浮かせて雨で一緒に流せます。
ただし、太陽光が当たらない場所では効果が薄まる点については注意しておく必要があるでしょう。
外壁汚れの落とし方:まとめ
外壁が汚れると、外観を損ねるばかりか劣化を加速させることもあります。
したがって、美しい外観を長く維持するためにも定期的に洗浄するとよいでしょう。
ただし、塗膜の浮きや外壁のひび割れなどの劣化症状がある場合は、洗浄しても回復することはありません。
劣化症状に応じて、適切なメンテナンスをすることが重要になります。 とくに立地的に汚れやすい場合などは、汚れが付着しにくい塗料を検討してみてはいかがでしょうか。