COLUMN 建物トラブル解決コラム

2025.4.22

外壁塗装で人気色は?失敗しない色選びのコツ

塗装、外装工事

住まいの印象を大きく左右する外壁塗装。
新築時の美しい状態を保つだけでなく、紫外線や雨風から建物を守る重要な役割を担っています。
そして、外壁の色選びは、機能性と同じくらい、あるいはそれ以上に重要かもしれません。
毎日目にする家の顔だからこそ、後悔のない色を選びたいですよね。
この記事では、外壁塗装で特に人気のある色を紹介するとともに、色選びで失敗しないためのコツを徹底解説します。

失敗しない!人気の外壁塗装カラーを選ぶ理由

外壁塗装の色は、単に見た目の美しさを決めるだけではありません。

・住まいの印象を決定づける
色によって、家全体の雰囲気は大きく変わります。
明るく開放的に見せたり、落ち着いた重厚感を演出したり、個性的でおしゃれな印象を与えたりと、色の持つイメージは様々です。

・資産価値への影響
美しく保たれた外壁は、家の資産価値を維持する上で重要な要素となります。
時代に合った色や、周囲の景観に調和した色を選ぶことは、将来的な売却や賃貸を考える際にも有利に働きます。

・機能性への影響
色によっては、遮熱性や断熱性に影響を与える場合があります。
例えば、白や明るい色は太陽光を反射しやすく、室温の上昇を抑える効果が期待できます。

・心理的な影響
毎日目にする家の色は、住む人の気持ちにも影響を与えます。
リラックスできる色、活力を与えてくれる色など、自分のライフスタイルや好みに合った色を選ぶことが大切です。

このように、外壁塗装の色選びは、美観だけでなく、機能性や資産価値、そして住む人の心理的な側面にも影響を与えるため、慎重に行う必要があるのです。

外壁塗装で特に人気のある色は?【色別解説】

それでは、実際に外壁塗装で人気の高い色を見ていきましょう。
それぞれの色の特徴や、選ぶ際のポイントを解説します。

1. ベーシックで飽きのこない「ホワイト・アイボリー系」

人気の理由: 清潔感があり、明るく開放的な印象を与えるため、常に人気上位にランクインします。どんな家にも合わせやすく、周囲の景観とも調和しやすいため、幅広い層に支持されています。

メリット: 明るく家を広く見せる効果、汚れが目立ちにくい(アイボリー系)、他の色との組み合わせがしやすい。

デメリット: 単調に見える可能性がある、汚れが全く目立たないわけではない(特に白)、経年劣化による黄ばみが気になる場合がある。

選ぶ際のコツ: 一言でホワイト・アイボリーと言っても、様々な色味があります。青みがかった白、黄みがかったアイボリーなど、微妙なニュアンスで印象が変わるため、サンプルを実際に見て確認することが重要です。

2. 温かみと落ち着きを与える「ベージュ・クリーム系」

人気の理由: 自然な風合いで、温かく優しい印象を与えるため、幅広い世代に人気があります。汚れも比較的目立ちにくく、メンテナンスしやすいというメリットもあります。

メリット: 温かみのある落ち着いた雰囲気、汚れが目立ちにくい、周囲の自然や景観に馴染みやすい。

デメリット: 地味に見える可能性がある、色味によっては古臭い印象になることも。

選ぶ際のコツ: 黄色味の強いベージュ、グレーがかったベージュなど、色の濃淡や色合いによって印象が大きく変わります。ツヤの有無によっても雰囲気が変わるため、慎重に選びましょう。

3. スタイリッシュでモダンな「グレー・ブラック系」

人気の理由: 近年、モダンでスタイリッシュな住宅が増えている影響で、グレーやブラックといった無彩色系の人気が高まっています。洗練された都会的な印象を与え、個性を演出したい方に選ばれています。

メリット: シャープで都会的な印象、汚れが目立ちにくい(濃い色)、重厚感や高級感を演出できる。

デメリット: 色によっては圧迫感を与える可能性がある、熱を吸収しやすく室温が上がりやすい、色褪せが目立ちやすい色合いもあります(特に濃い黒)。

選ぶ際のコツ: グレーは明るさや色合いによって印象が大きく変わります。チャコールグレー、ライトグレーなど、様々なグレーを比較検討しましょう。ブラックを選ぶ場合は、素材感やツヤ感にも注意が必要です。

4. 自然な風合いで落ち着いた「ブラウン・アースカラー系」

人気の理由: 木や土などの自然を連想させるブラウンやアースカラーは、安心感や落ち着きを与えてくれるため、根強い人気があります。和風・洋風どちらの住宅にも合わせやすく、周囲の自然とも調和しやすいのが特徴です。

メリット: 温かみがあり落ち着いた印象、自然な風合い、汚れが目立ちにくい。

デメリット: 地味に見える可能性がある、色味によっては古臭い印象になることも。

選ぶ際のコツ: ブラウンにも、赤みがかったブラウン、黄色みがかったブラウン、ダークブラウンなど様々な色合いがあります。周りの植栽や外構とのバランスを考えて選びましょう。

5. 個性を演出する「ブルー・グリーン系」

人気の理由: 他の色とは一線を画す個性的な印象を与えるブルーやグリーンは、近年注目を集めています。爽やかで落ち着いた雰囲気や、自然を感じさせる癒しの空間を演出したい方に人気です。

メリット: 個性的でおしゃれな印象、爽やかさや清潔感、リラックス効果(グリーン系)。

デメリット: 色によっては主張が強く、周囲の景観と調和しにくい場合がある、色褪せが目立ちやすい色合いもあります。

選ぶ際のコツ: ブルーやグリーンは色合いが豊富です。明るいパステル調の色から、深みのあるダークトーンまで、理想のイメージに合わせて選びましょう。面積が大きくなると印象が強く出るため、サンプルで慎重に検討することが大切です。

外壁塗装の人気色を活かした失敗しない色選びのコツ

人気の色を選ぶことも大切ですが、それだけで満足のいく外壁塗装ができるとは限りません。
ここでは、色選びで失敗しないための重要なコツを解説します。

1. サンプルは必ず「大きな面積」で確認する

小さな色見本帳で見た色と、実際に外壁に塗られた色とでは、印象が大きく異なることがあります。
太陽光の下で見ると明るく見えたり、影になる部分では暗く見えたりと、光の当たり具合によっても見え方が変わります。
必ずA4サイズ以上の大きなサンプルを取り寄せ、実際に家の外で、様々な時間帯や天候の下で確認するようにしましょう。
可能であれば、試し塗りをしてもらうのが理想的です。

2. 周囲の環境との調和を考慮する

自分の家の色だけを考えるのではなく、周囲の家々や景観との調和も考慮することが大切です。
例えば、閑静な住宅街で奇抜な色を選んでしまうと、悪目立ちしてしまう可能性があります。
地域の景観条例なども確認しておくと良いでしょう。

3. 素材やデザインとの相性を考える

外壁材の種類(サイディング、タイル、モルタルなど)や、家のデザインによって、似合う色は異なります。
例えば、レンガ調の家には温かみのあるブラウン系が似合いますし、モダンなデザインの家にはモノトーン系が合うことが多いです。

4. 経年変化を考慮する

塗料は、紫外線や雨風の影響を受けて、時間の経過とともに色褪せたり、汚れたりします。
そのため、数年後の状態も考慮して色を選ぶ必要があります。
汚れが目立ちにくい色を選ぶ、退色しにくい塗料を選ぶなどの対策も検討しましょう。

5. 専門業者のアドバイスを参考にする

経験豊富な外壁塗装業者は、様々な事例を見てきています。
それぞれの家の状況や希望に合わせて、最適な色を提案してくれるでしょう。
プロの意見を参考にしながら、最終的な色を決定することをおすすめします。

6. カラーシミュレーションを活用する

最近では、パソコンやタブレットを使って、家の外観を様々な色でシミュレーションできるサービスを提供する業者も増えています。
実際に塗り替えた後のイメージを具体的に掴むことができるため、積極的に活用してみましょう。

人気色も考慮して後悔しない外壁塗装を

外壁塗装の色選びは、住まいの印象を大きく左右する重要な工程です。
人気の色を参考にしつつ、周囲の環境との調和、素材との相性、経年変化などを考慮し、慎重に検討することが大切です。
今回ご紹介した失敗しないためのコツを参考に、専門業者と相談しながら、長期的に満足できる外壁の色を見つけてください。

 

いま、お困りのあなた

どちらの地域にお住まいですか?

いまお困りではございませんか?

雨漏り、壁ひび、外壁塗装の
LINE相談をご利用ください

ヤブ原産業