COLUMN 建物トラブル解決コラム

2025.1.8

築10年で雨漏りリスク増大!原因と対策を徹底解説

雨漏り、防水、シーリング

住宅の寿命を決める「雨漏り」は、築年数が経過するほど発生リスクが考えられます。

この記事では、雨漏りの原因やチェックポイント、予防策、さらに修理方法まで詳しく解説します。

築10年で雨漏りが発生しやすい理由

1. 建材の劣化

住宅が建てられてから10年が経過すると、屋根や外壁の建材が自然に劣化し始めます。
特に、以下の箇所は注意が必要です。

• 屋根材:瓦やスレート、金属屋根の防水機能が低下します。
• コーキング材(シーリング材) : 外壁や窓周りに使用されるゴム状の素材が硬化して亀裂が生じます。
• 防水シート:屋根内部に敷かれているシートが経年劣化で破れる可能性があります。

2. 台風や大雨の影響

築10年を超えると、これまでに経験した台風や大雨などの自然災害による被害が表出しはじめます。
目に見えない部分での微細な破損が、雨漏りの原因となる可能性があります。

3. 定期的なメンテナンス不足

築10年目の時点で、メンテナンスが不足していると問題が顕在化しやすくなります。
特に屋根や外壁は普段目にする機会が少ないため、劣化に気づかないケースが多いです。

築10年の雨漏りチェックポイント

雨漏りを早期に発見するために、以下のポイントをチェックしましょう。

1. 室内の兆候を確認
• 天井や壁のシミ: 水が染み出してできる茶色や黄色のシミが浮き出ていないか確認しましょう。
• カビの発生: 雨漏りによる湿気でカビが発生することがあります。
• 異臭: 湿気がこもることで独特の臭いが発生している場合、カビや腐食などが発生している可能性があります。

2. 屋根や外壁の点検
• 瓦のズレや割れ: 屋根材がズレていると雨水が入りやすくなります。
• 外壁のひび割れ:クラックが雨水の侵入経路となります。
• シーリング材の劣化:硬化や亀裂が発生している場合は要注意です。

3. 雨樋や排水設備の状態
• 排水不良:枯れ葉やゴミが詰まると、排水不良で雨水が逆流します。
• 腐食: 金属製の雨樋では錆びが進むことで漏れが起こります。

築10年で雨漏りさせないための予防と対策

1. 定期的に点検を受ける

築10年を迎えたら、専門業者による定期点検を受けることが大切です。
特に、屋根や外壁など自分では確認しにくい箇所を重点的に点検してもらいましょう。

2.メンテナンスを実施

• 屋根材の補修:瓦の交換やスレート屋根の再塗装を行います。
• シーリングの打ち直し:劣化したシーリング材を新しいものに打ち直します。
• 防水工事:ベランダやバルコニーに防水加工を施します。

3. 大雨や台風後のチェック

大雨や台風の後は、雨漏りの心配がないか早めに確認しましょう。
特に屋根周辺の異常や室内のシミは見逃さないようにしてください。

築10年で雨漏りが発生した際の修理費用目安と注意すべきポイント

雨漏りが発生してしまった場合、なるべく早急に修理が必要です。
以下は、主な修理内容と費用の目安です。

修理内容 費用目安
瓦の交換 2万円~5万円/㎡
シーリング打ち直し 500円~1,500円/m
屋根全体の防水工事 10万円~30万円
外壁の塗装や補修 50万円~100万円

修理費用は規模や内容により異なるため、複数の業者から見積もりを取り、比較することをおすすめします。

また、修理を依頼する際は以下のポイントに気を付けましょう。

1. 修理業者選びに慎重になる

雨漏り修理を依頼する際は、実績のある業者を選びましょう。
信頼できる業者を選ぶポイントは以下の通りです。

• 明確な見積りを出してくれる。
• 過去の施工事例を紹介してくれる。
• 保証内容がしっかりしている。

2. 保険の活用を検討する

雨漏りの原因が台風や地震などの自然災害である場合、火災保険が適用されることがあります。
加入している保険内容を確認し、適用条件を満たしている場合は申請を行いましょう。

雨漏りは築10年で要注意!しっかり備えて対策しよう

築10年を迎えると、雨漏りのリスクが増加します。

早期発見・早期対応が、建物長寿命化と修繕費用の抑制につながりますので、築10年のタイミングをきっかけに、家の状態を見直し、安心して暮らせる住環境を整えましょう。

 

いま、お困りのあなた

どちらの地域にお住まいですか?

いまお困りではございませんか?

雨漏り、壁ひび、外壁塗装の
LINE相談をご利用ください

ヤブ原産業