COLUMN 建物トラブル解決コラム

2024.10.9

外壁塗装は艶あり?艶なし?それぞれのメリット・デメリットとは?

塗装、外装工事

外壁塗装において「艶あり」か「艶なし」を選ぶのは、見た目や耐久性などに大きく関わる重要事項です。

それぞれにメリットとデメリットがあり、家のデザインや立地環境、住まい手の好みなどに応じて選択することが大切です。

今回は、艶ありと艶なし(マット)の外壁塗装の特徴や、メリット・デメリットを詳しく解説します。

外壁塗装の艶なしにはない艶ありの特徴

「艶あり」の外壁塗装は、塗装後の仕上がりに光沢がある塗料を指します。

表面がツヤツヤと光り、光の反射が強いのが特徴です。

艶のレベルは「艶あり」だけでなく、「半艶」や「3分艶」などで調整することも可能です。

外壁塗装艶ありのメリット

外壁塗装艶ありのメリット① 美しい光沢感
艶ありの塗装は、仕上がりが非常に美しく、家が新築のように見えます。光が当たると輝くような光沢があり、外観を引き締める効果があります。特にモダンな建築やシンプルなデザインの住宅には、艶あり塗装が合うことが多いです。

外壁塗装艶ありのメリット② 汚れがつきにくい
艶あり塗装の滑らかな表面は、汚れやほこりが付きにくいという利点があります。表面がツルツルしているため、雨水が汚れを洗い流してくれる「セルフクリーニング効果」が期待でき、特に都市部や道路沿いの住宅ではこのメリットが大きいです。

外壁塗装艶ありのメリット③ 耐久性が高い
艶あり塗料は、塗膜が強く、耐久性が高い傾向があります。艶を出すために使われる成分は、紫外線や酸性雨などの外的要因に対する抵抗力を高める効果があり、長期間にわたって外壁を保護してくれます。特に紫外線による劣化が少なく、艶なし塗料に比べて色あせにくい点が強みです。

外壁塗装艶ありのメリット④ メンテナンスの頻度が低い
前述のように汚れが付きにくく、耐久性が高いため、塗り替えやメンテナンスの頻度が少なくて済むのもメリットの一つです。長期的に見れば、コストパフォーマンスが良い場合もあります。

外壁塗装艶ありのデメリット

外壁塗装艶ありのデメリット① 反射が強すぎる場合がある
特に光沢が強い「艶あり塗装」では、太陽光を強く反射するため、見る角度によっては目立ちすぎることがあります。場合によっては、周囲の景観と合わない、あるいは眩しいと感じることもあるでしょう。特に、シンプルで自然な風合いを求める人にとっては、人工的な光沢が不自然に見えることがあります。

外壁塗装艶ありのメリット② 傷が目立ちやすい
艶ありの塗装は、表面がツルツルしている分、傷やひび割れが目立ちやすいというデメリットがあります。光の反射が強いため、小さな傷でも目に付きやすく、外観を損ねることがあります。

外壁塗装艶ありのメリット③ 経年劣化による艶の低下
艶あり塗料は時間が経つと、徐々に光沢が失われていくことがあります。最初は美しい光沢を保っていても、紫外線や風雨の影響で劣化し、艶がなくなってくると古びた印象を与える場合があります。

外壁塗装の艶ありとは異なる艶なし(マット)の魅力

「艶なし」塗装は、光沢がなく、マットな仕上がりを持つ塗料を指します。

表面に反射がないため、落ち着いた雰囲気を演出することができます。

外壁塗装艶なしのメリット

外壁塗装艶なしのメリット① 落ち着いた自然な仕上がり
艶なし塗装の最大の特徴は、自然で落ち着いた仕上がりです。特に、和風の住宅や自然素材を多く使用した家では、艶なし塗装が家の雰囲気に非常にマッチします。周囲の自然環境や景観に溶け込みやすく、控えめで上品な印象を与えます。

外壁塗装艶なしのメリット② 傷や汚れが目立ちにくい
艶なしの塗装は、光を反射しないため、小さな傷や汚れが目立ちにくいという利点があります。特に、細かい汚れや微細なひび割れがあっても、艶あり塗装ほど強調されることがありません。

外壁塗装艶なしのメリット③ 景観や環境に調和しやすい
艶なし塗装は、落ち着いた雰囲気が特徴的で、周囲の自然環境や街並みとの調和を図りやすいです。住宅地や自然豊かな場所では、あまり光沢が強いと浮いてしまう場合がありますが、艶なし塗装は自然に周囲に馴染み、全体的な景観を損なうことが少ないです。

外壁塗装艶なしのメリット④ 高級感のある仕上がり
艶なし塗装は、光沢がない分、シンプルで控えめながらも高級感のある仕上がりが期待できます。現代的なデザイン住宅でも、艶なしの落ち着いたマットな質感が人気を集めています。

外壁塗装艶なしのデメリット

外壁塗装艶なしのデメリット① 汚れが付きやすい
艶なし塗装は、表面がザラザラとしていることが多く、艶あり塗装に比べて汚れが付きやすい傾向があります。また、表面が凹凸しているため、雨水が汚れを洗い流すセルフクリーニング効果も艶ありほど期待できません。特に、排気ガスやほこりが多い地域では、メンテナンスの頻度が高くなる可能性があります。

外壁塗装艶なしのデメリット② 耐久性がやや劣る
艶なし塗装は、艶ありに比べると塗膜が劣化しやすい傾向があります。艶を出すための成分が含まれていないため、紫外線に対する耐性がやや低く、長期間経つと色あせが進みやすいです。このため、特に直射日光が当たりやすい南向きの壁などでは、塗り替えの頻度が高くなる可能性があります。

外壁塗装艶なしのデメリット③ 艶なしの選択肢が少ない場合もある
塗料メーカーによっては、艶なしのラインナップが艶ありに比べて少ないことがあります。特に、フッ素塗料や高耐久の塗料では艶ありが主流で、艶なしが選べない場合もあるため、選択肢が限られることがあります。

外壁塗装の艶あり艶なしの選び方

艶あり塗装と艶なし塗装のどちらが良いかは、個々の好みや建物のスタイル、周囲の環境によって異なります。

艶あり塗装は新築のような輝きを持たせ、耐久性が高い一方で、光の反射や傷の目立ちやすさがデメリットです。

艶なし塗装は落ち着いた高級感を演出し、傷が目立ちにくいですが、汚れやすく耐久性が低いというデメリットがあります。

最終的には、建物のデザインや周囲の環境、メンテナンスの手間を考慮して選ぶことが重要です。

どちらを選ぶにしても、定期的なメンテナンスを行うことで、美しい外観を長く保つことができます。

 

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