2019.9.28
リフォーム業者の選び方【マンション・アパート修繕】
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リフォーム業者の選び方【どんな会社があるの?】
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ひとことでリフォーム業者と言っても、会社ごとに得意・不得意な分野があります。ざっくり分けると下記のような感じです。
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●リフォーム専門店
●住宅メーカー
●工務店
●専門工事業者
●設計事務所(デザイン事務所)
●リフォーム以外の会社(ホームセンターなど)
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このなかで、あなたが希望する工事が得意そうな業者を選びましょう。
例えば、トイレや洗面台の交換なら「リフォーム専門店」が得意な分野です。「ホームセンター」でもいいですね。
個人住宅の外壁塗装や屋根の交換などは「リフォーム専門店」「工務店」などが得意そうです。内装をカッコよくリフォームしたいときは「設計事務所」に依頼するのもアリですね。
リフォーム業者の選び方【業者選びで失敗しない方法】
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マンション・アパートのリフォームは、大規模で特殊な工事です。
地域の小さな工務店やリフォーム専門店では手に負えない工事なのですが、仕事欲しさに受注する会社もあります。その場合、自分たちで出来ない工事は下請け業者に丸投げしてしまうかもしれません。そうすると、中間マージンが増えるうえに、監督不足で粗悪な工事になる可能性があります。
マンション・アパートのリフォームは「大規模建物のリフォームが得意な専門業者」に依頼するのがおすすめです。
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依頼する工事が得意な業者を選ぶ
マンション・アパートのリフォームといっても、外壁修繕や水回り修繕など、工事内容は様々です。外壁をメインに扱っている業者に水道工事を依頼すると、ずさんな工事になるか外注される可能性があります。検討中の業者が何を得意としているのか、よく調べましょう。
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工事実績を見せてもらう
どんな工事をしているのか、ホームページに書いていない業者があります。これでは調べようがありませんよね。
どうしても知りたいときは、「あなたの会社に発注したいけど、ホームページに資料がないから不安です。工事実績が分かる資料を見せてもらえませんか?」とお願いしましょう。よい業者なら資料を準備しているはずです。
何も資料がない会社は、過去の仕事をきちんと整理できていないということなので、仕事がずさんかもしれませんね。そういうところも判断材料になります。
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建物調査診断をしているとより安心
マンションやアパートの修繕は、建物の規模が多くなるほど費用がかかります。やみくもにリフォームしていては費用が追い付きません。
そこで行うのが建物調査診断です。建物を診断し、工事の優先順位を決めていきます。適切な修繕計画を立てると、無駄な費用を掛けずに、適切なタイミングで補修できます。
大規模な建物のリフォームをするときに建物調査診断をしているかどうかは「お客様目線で適切な工事をしよう」という意思の表れです。
機械や器具を使った建物調査診断は有料ですが、目視や触診でできる無料診断もあります。無料診断でも「調査報告書」を作成してもらえるので、ぜひ依頼しましょう。
リフォーム業者の選び方【業者選びの失敗例】
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【失敗例1】ずさんな見積りで追加費用を請求された
見積金額との相違はよくあるトラブルです。リフォーム工事は、実際にやってみないと分からない部分があります。例えば「壁をはがしてみたら思いもよらない劣化が見つかって、追加工事が必要と言われた」などはよく聞く話です。リフォームを得意としない業者に依頼するのはリスクが高いと言えます。
【失敗例2】知人に紹介された業者が合わない
知り合いがおすすめしてくれた業者に依頼したが、担当者の対応がどうも自分に合わない。これもよくある話です。担当者が合わないと、言いたいことが言えずに後悔するかもしれません。どうしても不安が残るときは、無理せずに断ることも大事。知り合いの顔をつぶさないように、丁寧にお断りしましょう。
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【失敗例3】外壁塗装の仕上がりが悪い
外壁リフォーム専門の業者に依頼したのに、ひどい仕上がり。「塗りムラやサッシへのはみ出しなど、プロの仕事とは思えない結果だった」というトラブルです。専門業者の中にも、仕事が粗い業者もあります。仕上がりの美しさは職人の技術によるところが大きいので、施工実績の建物を実際に見て、仕上がりの状態を確認しておくとよいでしょう。
リフォーム業者の選び方【アフターや保証に注意】
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工事が終わったからと言って終わりではありません。歯の治療のように、数日後に詰め物がポロリと取れてしまうこともあります。無償で直してもらえるのか、保証期間はいつまでなのか、アフターフォロー体制もしっかりと確認しましょう。言った言わないのトラブルを避けるために、契約書の「保証内容」をきちんと確認し、書面に残しておくことが大切です。
マンション・アパートのリフォーム業者を選ぶときは、「実績」で選ぶのが大事ということ。営業担当者の人柄も大事ですが、決してそれだけで決めないように見極めてくださいね。