2023.4.24
外壁塗装の悪質業者の特徴とは?被害に遭わない方法と遭ってしまった場合の対処法
外壁塗装の悪質業者の特徴とは?
外壁塗装の悪質業者の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
契約前の説明が不十分
悪質業者は契約前に必要な説明を怠り、コストや工程の詳細な説明をしないことがあります。
また、契約書を不十分なものにしたり、不正確な記述をすることがありますので、契約書の内容に違和感や不信感がある場合は必ず確認しましょう。
大幅な見積もり変更
悪質業者は契約後に予定していた価格よりも高額な見積もりを提示したり、追加費用を要求することがあります。
安さを売りにしていたり、今契約をすれば大幅な値引きをするなどといって勧誘してくる手口にはくれぐれも気を付けましょう。
評判や信用に関する問題
悪質業者は不正な手段で高い評価を得たり、偽の口コミを作成したりすることもありますので、口コミサイトを鵜呑みにするのは危険です。
一方で自社HPがない、会社名で検索しても口コミが全く出てこないという場合も注意が必要です。
悪質業者は数か月から数年で名前を変えるのが一般的なので、悪評が広まっていないだけの可能性があります。
口コミが1件もヒットしないという場合は、クリーンな業者というよりも信用性・信頼性が不透明な業者と判断しておくのが妥当です。
評判や信用を確認するには、自社HPに掲載されている施工実績を確認するのがおすすめです。
施工実績が多いというのはそれだけ地域の方に依頼されている、信頼されている証の一つと言えます。
施工不備や材料不良
悪質業者は塗料のグレードを下げるなど、安価な材料を使用することがあります。
また、手抜き工事をして、仕上がりが粗雑で耐久性に欠ける場合があります。
これらの施工不備や材料不良については、工事から数年経った後に発覚することが多いため、その時にはすでに音信不通になっていることも珍しくありません。
外壁塗装の悪質業者は春に多い?
外壁塗装は天候が安定する春や秋が最適の時期となりますので、それに伴い悪質業者による営業も増えてきますが、最も注意をしなければいけないのが、地震や台風、大雨や雹などといった災害直後です。
親切心を装って屋根に登ろうとしたり、不安を煽って契約を結ぼうとする悪質業者が急増するため注意が必要です。
外壁塗装の悪質業者の被害に遭わない方法はある?
複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取り、価格や工程、使用する材料などを比較しましょう。
悪質業者は見積もりを大幅に増やしたり、必要ない工程を追加したりすることがあります。
契約書をしっかりと確認する
必ず契約書を読み、価格や工程、使用する材料などを詳しく確認しましょう。
また、予定外の工程や追加費用に関する記述がないかも確認してください。
前払いはしない
工事費用は施工後に一括払いで支払うのが一般的です。(施工前と施工後に費用を半分に分けて支払うケースもあります)
前払いを要求された場合は、悪質業者の可能性を疑いましょう。
外壁塗装の悪質業者の被害に遭ってしまった場合の対処法とは?
被害を受けた場合は冷静に対処することが大切です。
相手との交渉を試みる
まずは業者と直接交渉を試みて、問題解決を図ることが大切です。
書面で問題点をまとめ、適切な対処を求めましょう。
また、交渉の際には必ず証拠となる写真や書面を持参し、話し合いを進めましょう。
消費生活センターに相談する
消費生活センターは消費者トラブルの相談に応じています。
相談は無料で専門家によるアドバイスや仲裁支援が受けられます。
行政機関に相談する
業者が法令違反を犯している場合は行政機関に相談することもできます。
建設業法違反や不当な勧誘行為、虚偽表示などがあれば、都道府県や市区町村の建設業課や消費者センター、警察などに相談しましょう。
弁護士に相談する
業者との交渉が難しい場合や法的な手続きが必要な場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。
悪質業者に詳しい弁護士に相談することで、適切な法的措置を取れる可能性が出てきます。