COLUMN 建物トラブル解決コラム

2021.7.27

ベランダの防水・補修工事の必要性とは?施工方法に違いはある?

雨漏り、防水、シーリング

梅雨明け以降全国各地で猛暑日が続いておりますが、夏から秋にかけて備えておきたいのが台風です。

この数年、数十年に一度と呼ばれる規模の記録的豪雨が頻発しています。

雨水が建物に侵入してしまうと、天井や柱が浸水し腐食してしまう恐れがあり、大規模な修繕が必要になってしまう恐れもあります。

雨漏りする前に補修することができれば最小限の補修で済むので費用も期間もさほどかかりません。

屋根やベランダからの雨漏りが心配という方は、お天気の続く今の時期に補修されることをおすすめします。

ベランダの防水・補修工事の必要性

ウレタン防水

屋根や外壁、屋上などは定期的に塗り替えなどのメンテナンスを行っているという方は多いと思います。

しかし、ベランダの防水・補修工事はしていないという方はいませんか?

ベランダも屋根や外壁、屋上と同様に、常に風雨や紫外線にさらされている箇所になりますので、定期的なメンテナンスが必要です。

ひび割れや剥がれを放置してしまうと、そこから雨水が侵入し雨漏りの原因となってしまう恐れがあります。

ベランダや屋上の床面というのは、下地の上に防水層を作りその上にトップコートを塗布して防水層を保護しています。

ですが、トップコートの耐用年数は約5年、防水層の耐用年数は約10年と言われています。

新築から10年以上一度も補修をしていないという場合は、トップコートがすでに役目を果たしていない可能性があります。

ベランダの床面にひび割れが生じているようであれば、なるべく早めに専門の業者にみてもらうことをおすすめします。

ひび割れや剥がれが発生しているのがトップコートのみであれば、トップコートの塗り替えだけで補修は完了します。

しかし、劣化が進行している場合は防水層から補修をしなければなりません。

ベランダの防水・補修工事の種類

ベランダの防水・補修工事に採用される工法は主に3種類あります。

1:FRP防水

FRP防水はFRP(強化繊維プラスチック)を使った防水工法で、軽量かつ耐久性、衝撃耐性、耐摩耗性に優れており、密着性も高いため剥離の心配がありません。

ただし、材質上紫外線に弱くひび割れを起こしやすいという点や、伸縮性に欠けるため木造のベランダには不向きであること、下地が鉄素材の場合には使用できないこと、施工時の匂いが強いといったデメリットもあります。

2:ウレタン防水

ウレタン防水はウレタン樹脂を塗布して防水層を形成する防水工法で、狭小部や複雑な形状のベランダにも施工可能です。

軽量かつ安価で施工期間も短いというメリットがありますが、手作業で施工されるためムラなく仕上げるには職人さんの腕に左右されやすいというデメリットもあります。

3:シート防水

ゴムシートや塩ビシートを下地に貼って防水層を形成する防水工法です。

ゴムシート防水は耐候性があり、柔軟性や伸縮性に優れていることから地震に強く、ひび割れや亀裂が入りにくいといったメリットがありますが、紫外線に弱い点や厚みがないため衝撃には弱いというデメリットがります。

塩ビシート防水はゴムシートより厚みがあるため耐久性に優れており、紫外線やオゾン、熱に対して耐性があります。

シート防水共通のデメリットとして、複雑な形状の床面には施工ができない点や、シートのつなぎ目に施工不良や劣化がみられる場合、つなぎ目から雨漏りする恐れがあります。

ベランダの防水・補修工事 まとめ

ベランダのひび割れは経年劣化によるものが大半です。

ベランダの補修を定期的に行うことでトータルコストを抑えることができ、お家全体の寿命も長持ちさせることができます。

屋根や外壁のメンテナンスを行う際には、是非ベランダのメンテナンスもご検討ください。

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